SMSとはショートメッセージサービス(Short Message Service)の略で、ショートメールと言われたりすることもあります。 名前の通り、短いテキストのやりとりができるサービスで、電話番号を利用してメッセージを送信することができます。 一昔前は同じキャリアの間でしか送受信ができなかったり、Eメールの利用に押されてマイナーなイメージがありましたが、 最近ではインターネット契約も必要なく、どのキャリアにも送受信が可能であることから便利であると認識されるようになりました。

モバイル通信技術沿革興味がある方は是非このシリーズを読んでください： 第一世代モバイル通信技術の沿革 第二世代モバイル通信技術の沿革 第三世代(3G)モバイル通信技術の沿革 第四世代モバイル通信技術の沿革

SMS（ショートメッセージサービス）についての基本

｜SMS とは電話番号を利用してメッセージを送信するサービス

SMS とは 送りたい先の電話番号を利用してメッセージをやり取りできるサービスです。 Eメールのように手軽に利用できますが、送信できる文字数に制限があるなどの制約もあります。 SMSはメールと違って文字数制限があります。大手キャリア（Docomo, au, SoftBank等）と契約している場合、原則として全角670文字まで送信することができます。 （格安SIMで契約している場合はそれぞれ異なります）SMS 受信 料金 は無料ですが、送信には料金がかかります。 しかしSNS（ソーシャルネットワーキングサービス）と違い、電話番号を利用したメッセージサービスのため、相手が特定のアプリを使用していなかったり、アカウントを持っていなかったりしても、アプリをダウンロードしてもらったりアカウントを作成してもらう必要はありません。

XoxzoのSMS配信APIや、EZSMSのWebから送信、及びダイヤルSMSを使うと、自分の携帯電話から宛先や本文を入力することなく、多くの宛先へ送ったり、より使い勝手の良い方法で、SMS配信を行うことができます。XoxzoとEZSMSのSMS文面の字数制限についてこちらを読んでください。

｜SMSはファイル添付が基本不可

SMSとEメールの最大の違いはやはりファイルを添付できるかできないかでしょう。 基本的に画像や動画などをSMSに添付することはできません。SMSから画像を添付できたとしても、メッセージを送る場合SMS扱いではなく自動的にキャリアメールに切り替わる場合もあるので注意が必要です。 また、SMSには件名がありません。一部機種では件名を入れて送信すると自動的にキャリアメールへ変更される場合があるため注意が必要です。 SMSの受信は無料ですが、送信時に3〜30円（税抜）かかります（SMS 文字数 によって異なるため ショートメール 料金 を確認しましょう）。 SMSとよく似たMMSというサービスがありますが、MMS とはMultimedia Messaging Service（マルチメディア・メッセージング・サービス）の略で、キャリアと呼ばれる大手携帯電話会社が発行するメールアドレスを利用したやり取りのことです。こちらはEメールと同じサービスになりますので送受信に料金はかからず（パケット料金は別）、ファイルの添付なども可能となります。

SMS送信サービス のメリット

Eメールとは違い SMSメッセージ は基本的に一件ずつしか送ることができず、文字制限もあるため不便に思えるかもしれません。 しかしSMS送信サービスを利用するなら様々なメリットがあります。SMSは世界共通規格のサービスであるため、自分または相手が世界中のどこにいても正確に相手にメッセージを届けることができます。 海外出張中に日本の家族にメッセージを送ったり、会社にいる部下に海外から指示を出したりといったコミュニケーションも容易にできるでしょう。 国際SMSを送るときには相手の電話番号の前に国番号を入力します。キャリアによって方法が異なる場合があり「+」を入れたり「010」を入れたりといった操作が必要になる場合がありますが、それ以外は国内SMSサービスと同様に使うことができます。

SMSサービスを利用するならPCからのSMS配信、SMS認証、など様々な利用方法があります。また複数の電話番号に一括でSMS送信ができるサービスもあり、企業などでよく使用されています。

｜本人確認のためのSMS利用

SMSを利用した二段階認証は現在最もポピュラーな本人確認の手段となっています。SMS認証とは、アプリやオンラインサービスを利用しているとき、SMSを使った認証コードを受信した事があると思います。重要な内容を変更したり、確認するといった場合には、ID・パスワードだけでは本人確認は不十分ですので、SMSを利用した二段階認証をおこなうことで、なりすましや不正ログインを防いでいます。携帯電話番号はキャリアに登録されるとき本人確認が必要なため、SMS認証は安全性が高いといえるでしょう。Xoxzo web APIのSMSを使った二要素認証のやり方についてはこちらを読んでください。

｜パソコンからのSMS一斉配信が可能に

パソコンからショートメールを送れるなら便利ではないかと考える人もいらっしゃると思います。Eメールは迷惑メールとして自動で振り分けられたりもするため、SMSを使用してメッセージを発信するほうが効率がよいというメリットもあります。事実SMSでの配信到達率は90％以上という統計もあります。やはり企業としてはこういったメリットを生かしたいところでしょう。 SMS送信サービスにはパソコンからショートメールを配信できるという便利な機能があります。 SMS PC から送るにはEZSMSのようなSMS配信サービス事業者を利用します。

｜閲覧率の高いSMSは業務連絡などに最適

最近ではSNS（ソーシャルネットワーキングサービス）の普及によって個人的な連絡はSNSという方も多いと思いますが、不要な広告メールの氾濫によって相手に気づかれない、見てもらえない可能性がかなり高くなっています。ショートメッセージはそれらの手段より確実性が高く、ネットワークの状態に左右されることがないので、業務連絡や緊急の連絡の場合に使用するにはぴったりな手段なのです。

｜SMSはスマホアプリからも使用可能！

SMS アプリ でメッセージを送受信出来たら便利ですよね。こちらには SMSアプリ おすすめ があります！最近では SMS メッセージ アプリがプリインストールされているスマホも多くあります。便利な機能として既読機能付きのアプリがあり、+メッセージは SMS 既読 機能が付いています。メッセージを開封した日時までは表示されないですが、送受信者が既読機能をオンにしている場合は既読が確認することが可能です。

SMS 届かない！そんな時にはどうしたらいい？

SMSは電話番号を利用してメッセージを送信する便利なサービスですが、Eメールと違ってサーバーに置いておかれる事がないので何らかの理由でつながらない場合は「メッセージの送信に失敗しました」などのメッセージが表示されることと思います。SMSが送信できない理由とSMS送信のポイント、また受信側の注意点双方から見ていきましょう。

｜電話番号が間違っている場合

SMS 送れない 理由には電話番号が間違っていることがあります。まずSMSを送信したい相手の電話番号を確認してみましょう。新しい携帯電話やスマホに変えたばかりならこの原因が多く見られます。また相手の電話番号が新しくなっていることも考えられますのでまずは電話番号をチェックしてみましょう。

｜電波の状況の確認

SMS送信にはもちろん電波がつながっていることが大切です。SMS 届かない または送れない理由として電波の状態が悪いことがあります。電波の状況は場所によって異なります。以前はコンクリートの建物の中で受信状態が悪くなることがありましたが、最近ではそのようなケースはあまり見られません。都心部から離れたとですと契約している携帯電話会社が大手キャリアでないなら繋がりにくくなるかもしれません。 電波の状況を確認して必要ならばロケーションを変えてみましょう。

場所を変えても SMS送信 ができないならば、ある種の電波障害が生じている可能性があります。ニュースなどでキャリアなどに大規模な電波障害が起きているなど見ることがありますが、その場合は復旧するまで待つしかありません。

｜機内モードの切り替え、再起動

通信障害が起こっておらず、障害物なども見当たらない場合、お使いのデバイスが機内モードになっていないかを確認しましょう。飛行機に乗られる方は、乗る際に機内モードに設定したまま戻すのを忘れていたという経験があるかもしれません。また機内モードに設定したことがない方でも、一度機内モードに設定して解除することによって機器が再度電波を探してくれるので試す価値はあるでしょう。スマホや携帯の再起動も同様に有効です。

SMSの受信確認をしていても、接続中の状態がずっと続いてメールチェックが完了しないこともあります。そのような場合でも通信モード切替や再起動は有効です。SMSの受信を確認しているなら、電波がその近くでつながっている可能性が高いからです。

｜格安SIM利用の場合、SMSの契約をしていない事もある

格安SIMやプロバイダーをご利用の場合はSMS契約がオプションの場合もあります。SIMのタイプは大きく分けて２種類、データSIMと音声対応SIMがあります。データSIMを利用している場合はSMSの送受信ができない場合があります。大抵は、データプランの契約時に、SMS機能をつけるかどうかが選べるようになっています。もし、契約の際に SMS受信サービス をつけないと選択していれば、SMS自体を使うことができないので、SMS 送れない 事態が発生することになります。その場合は有料オプションを契約してSMSを使えるようにしなければ SMS 受信 できない ので注意しましょう。

｜SMS 拒否 の設定になっていないか

電話番号が受信拒否の設定ができるのと同じようにショートメールもSMS拒否の設定が可能です。SMSの受信拒否設定には、個人の番号を受信拒否にするほかにも、条件に該当するものをまとめて拒否する一括拒否の設定、特定の条件の人だけをはじく個別指定拒否、非通知拒否、海外事業者の拒否、他の国内事業者を拒否する設定も用意されています。もし SMS 受信できない 場合はそれらの設定を見直してみることをお勧めします。迷惑メール対策のためにSMSを受信しない設定になっているかもしれません。

｜キャリアによるブロック

SMSは世界共通の規格であるため、海外からのアクセスももちろん多くなります。SMSは海外のネットワークを利用したものと、国内ネットワークを通したものとがあり、国内のキャリアはユーザーを保護するために国際網経由で送られて来るSMSをフィルターし、ブロックする事があります。もしSMS送信サービスを利用していて、ある顧客に対してメッセージが届かないということがあるならば、国内の通信網を使っている会社かどうか確認するとよいでしょう。

まとめ

ＳＭＳは電話番号でメール（メッセージ）を送信するサービスです。ＳＭＳが届かない場合の対処法をおさらいしましょう。相手の電話番号の確認をしましょう。昔使っていた番号かもしれません。電波の状況のはどうでしょうか？デバイスの電源を一度切って再度立ち上げると電波を探してくれます。スマホは機内モードのままになっていませんか？送信先の通信の契約はＳＭＳに対応していないこともあります。

ＳＭＳはＥメールやソーシャルネットワークサービスやＥメールとは違った利点があることもお伝えできたことと思います。二段階認証サービスとしての利用やPCを使って一斉送信が可能であること、閲覧率が高いことも利点の一つに挙げられます。

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