災害に備える暮らし、職場、そしてシステム
9月1日は、防災の日です。
非常食を用意する。
水を備蓄する。
避難場所やハザードマップを確認する。
家族との連絡方法を決めておく。
職場でも、避難経路や緊急連絡網を確認することがあります。
災害は、いつ起きるかわかりません。
そして、起きたときには、それまで「当たり前に使える」と思っていたものが使えなくなることがあります。
電気。
道路。
交通機関。
インターネット。
電話。
だから私たちは、ひとつの方法だけに頼らず、「もし使えなかったら、次はどうするか」を考えて備えます。
では、システムはどうでしょうか。
システムにも「避難経路」を
例えば、利用者へ重要な情報を届けるシステムがあるとします。
普段はアプリのプッシュ通知で十分かもしれません。
しかし、
「インターネットにつながらなかったら?」
「アプリを開いてもらえなかったら?」
「通知に気づいてもらえなかったら?」
そんなとき、その情報はそこで行き止まりになってしまうのでしょうか。
アプリ通知が使えなければ、SMS。
SMSで確認できなければ、音声通話。
それでも届かなければ、別の方法へ。
実際にどのような経路が適しているかは、システムや利用者、届ける情報によって異なります。
大切なのは、
ひとつの通信手段を信じ切らないこと。
そしてそれは、特別なことではありません。
建物に非常口を作るのと同じように、情報にも「別の出口」を考えておく。
それも、システム設計のひとつではないでしょうか。
「使えるはず」ではなく、「使えなかったら」
システムを設計するとき、私たちは通常の動きを考えます。
正常に通信できる。
認証できる。
データを取得できる。
通知できる。
もちろん、それは必要です。
でも、災害時に限らず、システムにはさまざまな「想定外」が起こります。
通信障害。
サービス障害。
端末の故障。
利用者側の通信環境。
そして、これまで経験したことのない状況。
すべての「もしも」を予測することはできません。
だからこそ、
「これが使えなかったら、次はどうする?」
という問いを、あらかじめ設計の中に入れておくことが大切です。
「別の道」を用意しておく
いつもの通信手段が使えないとき、同じ道をなんとか通ろうとするだけでなく、別の経路へ切り替えるという考え方があります。
でも、通信の場合は、方法そのものを変えるという考え方もあります。
インターネットを利用した通知。
携帯電話番号へ送るSMS。
電話を鳴らして音声で伝える方法。
それぞれ、情報の届き方が違います。
ひとつの経路が使えないときに、性質の異なる別の経路を用意しておく。
そう考えると、SMSや音声通話は、普段のサービス機能としてだけではなく、システムの「避難経路」のひとつとして設計することもできます。
もちろん、SMSも音声通話も万能ではありません。
だからこそ、選択肢を持っておくのです。
「もしもの通信」は、もしもの時に作れない
災害が起きてから、
「利用者へどうやって知らせよう。」
「社員へどうやって連絡しよう。」
「この通知が届かなかった人にはどうしよう。」
と考え始めるのでは、間に合わないかもしれません。
非常食を災害が起きてから用意しないように。
避難経路を火災が起きてから考えないように。
システムの避難経路も、何も起きていないときに考えておく。
そして、実際にその経路が動くのか、時々確認しておく。
それが「備える」ということなのだと思います。
Xoxzoから
Xoxzoでは、SMS APIや音声通話APIを提供しています。
普段のサービスでSMSや音声を使っていなくても、必要なときだけ利用するという設計もできます。
いつも使う道ではない。
でも、いつもの道が通れなくなったときのために、別の道を用意しておく。
防災の日。
暮らしや職場の避難経路と一緒に、
あなたのシステムの「避難経路」も、一度確認してみませんか。