認証は、本人であることを確認するためだけの仕組みではありません。認証をきっかけに勤怠を記録し、必要な情報を呼び出し、次の業務を始める。人の行動を止める壁ではなく、その先へ安心して進むための「入口」としての認証について考えます。
災害に備えて、私たちは避難場所や連絡方法を確認します。では、システムから届ける情報にも「避難経路」は用意されているでしょうか。ひとつの通信手段が使えないとき、その次をどうするのか。防災の日に、システムの「もしも」への備えを考えます。
自動化の目的は、人の仕事をなくすことでしょうか。繰り返し作業や機械が得意な仕事をシステムに任せることで、人は考え、判断し、話し、寄り添う仕事へ時間を使えるようになります。人が、人らしい仕事をするための自動化について考えます。
エンジニアの仕事は、コードを書くことだけではありません。使う人の困りごとを見つけ、技術を使ってより良い変化を生み出すこと。何千行のコードより、誰かの「便利」「助かった」につながる一行に価値がある――そんなエンジニアの仕事について考えます。
エンジニアの価値は、コードを書く速さだけではありません。ユーザー体験を想像し、業務を理解し、安心して使える仕組みを設計すること。そのために時間を使うことが、より良いシステムにつながります。
システム開発では、自分ですべてを作ることが最善とは限りません。すでに磨かれた仕組みを組み合わせることで、エンジニアは本当に価値を生み出す部分へ時間を使うことができます。それもまた、良い設計のひとつです。
エンジニアの時間は、限られた大切なリソースです。システム設計には「何を作るか」だけでなく、「何を作らないか」を考える工程も必要です。共通機能を上手に活用し、本当に価値を生む部分へ開発リソースを集中させる――それもまた、良い設計の一つです。