音声 VS テキスト: どちらがより有効なコミュニケーション・スタイルか?


現在のような通信状態の世の中では、コミュニケーション手段が限られた状態、なんて想像できませんが、ほんの20年前までは、離れた場所にいる人と話をするのに、信頼できる手段は、固定電話以外考えられないものでした。今は、顔文字を使えるとか、TV電話機能がある、とか言った違いはあるものの、テキストや音声ベースのアプリがあふれるほどあり、ビジネスにおいても個人的な利用においても、固定電話がそれほど重要だったなんて、あり得ない気がします。

phone "はい、新技術という点では、我々は常に最先端でございます。ご安心を"

しかし、これは、文字(テキスト)ベースのコミュニケーションの波が訪れたからではなく、それこそがコミュニケーションを取る上で、最善の 手段だったからなのです。どちらも、メリット・デメリットがあり、 内容をしっかり理解することが重要で、そうすれば伝えたい内容を正しい手段を選んで、届けることが出来るのです。

個人的な便利さ

音声通話か、文字チャットか、誰もが、それぞれの好みを、それぞれのコミュニケーションでできる表現の優れた点を上げて、語ることができるでしょう。しかし、個人的至便は、メッセージの伝達方法を考える時に、決定要素とすべきではありません。より前向きな結果を生むのはどちらか、と考えることが個人的な偏見よりも、勝るのです。

記録という点において

メッセージのやり取りの中で、話した内容を記録する必要がある場合には、文字でのやりとりが、音声通話より有利です。ウェブ電話や電話での通話を録音することも、もちろん可能ですが、文字でのやりとりは、そのやり取りそのものが記録となります。 関係者ひとりひとりが、この記録を所持することにもなり、あるポイントについての内容を探したいときにも、憶測を気にしなくてよい分、文字の記録をめくる方が簡単です。

正確性

ただ単なる 書く という作業は、実は自分の思いや考えを、前もって準備する手間がかかっています。というのも、何でも頭に浮かんだものを とりとめなく書くのは、大変なことだからです。このことが、話題からブレること無く、自然とメッセージを濃縮し、整頓し、単刀直入なものに作り上げるのです。

語調や感情

一方、話題に対する正確性というのは、感情の入る隙間をほとんど作りません。ことばの調子や抑揚が、伝えたいメッセージの真髄を理解する助けとなる音声とは違って、書かれた文章 は、特に、よりゆゆしき環境で、絵文字で感情を表現するとプロ意識に欠けてしまう場合には、完全に感情移入を阻んでしまうのです。身振りも、コミュニケーション技術という点で、大きな割合を占めますが、書かれた文字では、これも埋もれてしまいます。

誤解釈

文字でメッセージを伝えるには、誤解を生むようなきっかけを作らぬよう、かなり言葉選びに技術が必要となります。文法的な間違いや、 先述の語調の欠如などが、伝えたい内容の本当の意味を、傷つけてしまうことになるやもしれません。そんなことがあっても、音声通話であれば、素早く簡単にわかるのですが。

multitask

"無論、おっしゃること全てに、耳を傾けている次第でございます"

損なわれる会話

つぎつぎに、滝のように流れる返答をもらえるのが、文字チャットのよいところですが、人数が2人を超え、レベルの高い話し合いをする際には、適切とはとても言えません。しかし、生産的な会話ができにくい(怖がる人もいる)グループ通話でさえも、 音声で話す ときの会話のリズムは、文字テキストよりも、様々な考えを刺激するものです。

では、どちらがいいのか?

おわかりの通り、コミュニケーションの最良の方法は、それぞれのメッセージの目指すところによります。次が出てくると、途端に以前のテクノロジーを殺してしまう、人気の信念とは裏腹に、コミュニケーションの手段というのは、いまだに、全てが有効なのです。

近いうちに、今度はもっと特定の状況を想定した、最適のコミュニケーション手段について、お話しますね。

ジェラルド・フィギュラス

デジタル・マーケティング

2017年7月入社。マーケティング担当。前職は、コンテンツ制作に的を絞った、コミュニケーションやマーケティングキャンペーンの開発。機能性を兼ね備えたスタイルとものづくりを愛す。

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