現在のような通信状態の世の中では、コミュニケーション手段が限られた状態、なんて想像できませんが、ほんの20年前までは、離れた場所にいる人と話をするのに、信頼できる手段は、固定電話以外考えられないものでした。今は、顔文字を使えるとか、TV電話機能がある、とか言った違いはあるものの、テキストや音声アプリやがあふれるほどあり、ビジネスにおいても個人的な利用においても、固定電話がそれほど重要だったなんて、あり得ない気がします。

80年代で開発された第一世代モバイル通信は、当時は想像もできなかった規模での通信方法を変える第一歩でした。 今では、連絡方法が多いです。電子メール、SMSメッセージ、電話、メッセージアプリ、ビデオ通話など。

phone "はい、新技術という点では、我々は常に最先端でございます。ご安心を"

しかし、これは、文字ベース(SMSメッセージ、メール)のコミュニケーションの波が訪れたからではなく、それこそがコミュニケーションを取る上で、最善の 手段だったからなのです。どちらも、メリット・デメリットがあり、 内容をしっかり理解することが重要で、そうすれば伝えたい内容を正しい手段を選んで、届けることが出来るのです。

個人的な便利さ

音声通話か、文字(SMSメッセージ送信、電子メール)かか、誰もが、それぞれの好みを、それぞれのコミュニケーションでできる表現の優れた点を上げて、語ることができるでしょう。しかし、個人的至便は、メッセージの伝達方法を考える時に、決定要素とすべきではありません。より前向きな結果を生むのはどちらか、と考えることが個人的な偏見よりも、勝るのです。

記録という点において

メッセージのやり取りの中で、話した内容を記録する必要がある場合には、文字でのやりとりが、音声通話より有利です。ウェブ電話や電話での通話を録音することも、もちろん可能ですが、文字でのやりとりは、そのやり取りそのものが記録となります。 関係者ひとりひとりが、この記録を所持することにもなり、あるポイントについての内容を探したいときにも、憶測を気にしなくてよい分、文字の記録をめくる方が簡単です。

正確性

ただ単なる 書く という作業は、実は自分の思いや考えを、前もって準備する手間がかかっています。というのも、何でも頭に浮かんだものを とりとめなく書くのは、大変なことだからです。このことが、話題からブレること無く、自然とメッセージを濃縮し、整頓し、単刀直入なものに作り上げるのです。したがって、予約は電子メールまたはSMSメッセージで確認できるのが一般的であり、受信者がいつでもどこでも日時を確認することができます。Xoxzo のSMSメッセージ送信APIを使用すると、sms PCから1つのAPIで複数のキャリアに配信することが可能です。その上リンクトラッキングという URLパラメータ機能があり、最初に出てくる URLやドメイン名を自動で、個別短縮URLに変換してリクエストを出します。受信者が受信したメッセージ中のリンクをクリックすると、その日時が記録されます。

語調や感情

一方、話題に対する正確性というのは、感情の入る隙間をほとんど作りません。ことばの調子や抑揚が、伝えたいメッセージの真髄を理解する助けとなる音声とは違って、書かれた文章 は、特に、よりゆゆしき環境で、絵文字で感情を表現するとプロ意識に欠けてしまう場合には、完全に感情移入を阻んでしまうのです。身振りも、コミュニケーション技術という点で、大きな割合を占めますが、書かれた文字では、これも埋もれてしまいます。

誤解釈

文字でメッセージを伝えるには、誤解を生むようなきっかけを作らぬよう、かなり言葉選びに技術が必要となります。文法的な間違いや、 先述の語調の欠如などが、伝えたい内容の本当の意味を、傷つけてしまうことになるやもしれません。そんなことがあっても、音声通話であれば、素早く簡単にわかるのですが。

multitask

"無論、おっしゃること全てに、耳を傾けている次第でございます"

損なわれる会話

つぎつぎに、滝のように流れる返答をもらえるのが、文字チャットのよいところですが、人数が2人を超え、レベルの高い話し合いをする際には、適切とはとても言えません。しかし、生産的な会話ができにくい(怖がる人もいる)グループ通話でさえも、 音声で話す ときの会話のリズムは、文字テキストよりも、様々な考えを刺激するものです。

では、どちらがいいのか?

おわかりの通り、コミュニケーションの最良の方法は、それぞれのメッセージの目指すところによります。次が出てくると、途端に以前のテクノロジーを殺してしまう、人気の信念とは裏腹に、コミュニケーションの手段というのは、いまだに、全てが有効なのです。

近いうちに、今度はもっと特定の状況を想定した、最適のコミュニケーション手段について、お話しますね。

ジェラルド・フィギュラス

ジェラルド・フィギュラス

マーケティング

2017年7月入社。マーケティング担当。前職は、コンテンツ制作に的を絞った、コミュニケーションやマーケティングキャンペーンの開発。機能性を兼ね備えたスタイルとものづくりを愛す。