どんなにシンプルな仕組みでも、 通信は必ず成功するとは限りません。

むしろ、

失敗することのほうが自然

です。

SMSが届かない理由は、一つではない

SMSはシンプルな仕組みに見えます。

しかし実際には、

  • 送信側システム
  • API基盤
  • 通信事業者のネットワーク
  • 受信側キャリア
  • ユーザーの端末環境

といった複数のレイヤーを通過しています。

さらにそれぞれのレイヤーには、

  • スパム対策フィルター
  • レート制限
  • セキュリティ制御

といった「守り」の仕組みが存在します。

つまり、

「届かない」ことには、必ず理由がある

そしてその理由は、一つではありません。

完璧な通信は存在しない

ネットワークは不安定です。

ユーザーの環境も制御できません。

システム同士の連携も、常に成功するとは限りません。

だからこそ、

成功を前提に設計すること自体がリスクになります。

失敗を前提にした設計

通信を扱うシステムでは、

「失敗すること」を前提に設計する必要があります。

例えば:

  • リトライ設計
  • タイムアウト制御
  • ステータスの確認

これらはすべて、

失敗を前提にした設計です。

フォールバックという考え方

さらに重要なのが、

フォールバック(代替手段) です。

SMSが届かない場合でも、

別の手段で情報を届けることができれば、 ユーザー体験は維持されます。

音声というもう一つの選択肢

その代表的な手段が、音声です。

  • SMSが受信できない環境
  • スマートフォンを使っていないユーザー
  • 固定電話しか持たないケース

こうした状況でも、

音声であれば情報を届けることができます。

冗長性は「安心」になる

SMSと音声を組み合わせることで、

  • 届かないリスクを下げる
  • 利用できるユーザーの幅を広げる
  • システム全体の信頼性を高める

といった効果が生まれます。

まとめ

通信は、必ず失敗する可能性があります。

だからこそ、

  • 失敗を前提にする
  • 再試行を設計する
  • 代替手段を用意する

この3つが重要になります。

信頼できるシステムは、 成功によってではなく、 失敗への備えによって支えられている。

それが、通信設計の基本なのかもしれません。

横山 愛子

横山 愛子

顧客支援及び運営担当

2014年1月に入社。関西外国語大学卒業後、貿易商社での勤務、オンラインストアの立ち上げ、運営、15年に亘る海外在住経験あり。幅広い視野を持って、お客様とのコミュニケーションに努めたいと思っております。