SMS認証が難しいときの「音声通話による認証」という選択肢
本人確認で最も広く使われているのはSMS認証ですが、 「SMSが届かない」「SMSが確認できない」 という状況は少なからず発生します。
- 受信端末の設定で海外SMSがブロックされている
- キャリア網の混雑・遅延
- +メッセージなど専用アプリの影響
- 固定電話のみ利用している高齢者・法人窓口がある
このような状況で有効な代替手段が、 音声通話(Voice API)によるテキスト読み上げ認証 です。
どういう仕組み?
音声認証は、ユーザーの電話番号に発信し、 自動音声(TTS)で認証コードを読み上げる仕組みです。
「こちらは認証サービスです。認証コードは 1 2 3 4 です。」
- 通話を取るだけでコードが確認できる
- スマホでなくても、固定電話でもOK
- SMSが不安定な地域でも確実に伝わる
- システム側はSMS認証とほぼ同じフローで導入可能
音声認証が向いているケース
① SMSが安定しない地域・端末
海外SMSブロックや+メッセージの影響で SMSが届きにくい環境でも確実にコードを伝達できます。
② 固定電話しか使えないユーザー
企業の受付番号や高齢者の固定電話など、 スマホ以外の電話 にも対応できます。
③ 視覚的な理由でSMSの確認が難しいユーザー
音声で認証コードが聞けるため、アクセシビリティの面でも優れています。
コストと実装の手軽さ
Xoxzoの Voice API を利用した音声通話認証は:
- 約10円/1通話(国内)
- SMSの代替として負担にならない価格帯
- 既存の認証フローに簡単に追加可能
詳しくはドキュメントをご覧ください https://docs.xoxzo.com/ja/voice/
SMS認証との比較表
| 項目 | SMS認証 | 音声通話認証 |
|---|---|---|
| 受信方法 | SMSアプリ | 電話を受けるだけ |
| 固定電話対応 | ✕ | ◯ |
| 海外SMSブロックの影響 | 受ける | 受けにくい |
| キャリア遅延の影響 | 受ける | 受けにくい |
| アクセシビリティ | 画面確認が必要 | 音声で伝達 |
| コスト | 約10円(Xoxzo 絶対認証は3円より) | 約10円(料金ページ) |
導入アイデア
- 初回認証はSMS、失敗したら音声通話で再チャレンジ
- 固定電話ユーザーが多いサービスでは 最初から音声通話を選択肢として表示
認証失敗率の低減につながり、結果として ユーザーの離脱防止 にも役立ちます。
まとめ
- SMS認証が届きにくい環境は一定数存在する
- 音声通話認証は固定電話でも利用でき、非常に安定した代替手段
- コストはSMSと同等で、導入の負担も小さい