ラグビー・ワールドカップ2019の開催まで一ヶ月をきり、なんとなく落ち着かない野中です。

今回はFacebookの知り合いに教えてもらった、 計算機に好きにはたまらない雑誌を紹介したいと思います。 その名を「n 月刊ラムダノート」。 たとえば創刊号 Vol.1, No.1(2019) では次のような記事が、取り上げられています。

  • TCPの再送制御機構(西田佳史)
  • 「 コルーチン」とは何だったのか?(遠藤侑介)
  • MLOps の歩き方(有賀康顕)

学術論文のような堅苦しさもなく、またライブラリやツールの使い方のような実用一辺倒の記事でもない、 ちょうどよい頃合いの読みものが揃っています。

私が読みたかったのが、2番めのコルーチンの解説。かなり昔にアルゴリズムの教科書でコルーチン の解説を読んだ時以来「これは何の役に立つのだろうか?」というのが永年の疑問で、 普段は忘れているけれど、時々思い出すと気になって仕方がない、まさに喉に刺さった小魚の骨のような存在でした。

この記事を読んで、私の知っていたコルーチンは「対称コルーチン」と呼ばれるのものであり、 誕生は構造化プログラミングの概念が生まれる以前であることなどが紹介されています。 私の燻っていた疑問も氷解し、いまは清々しい気分です。

既にNo.2も刊行されており、目次をみるとこちらも興味深い記事が並んでいます。

  • LISP 1.5の風景(川合史朗)
  • 計算機科学から見たディープラーニング(今井健男)
  • Q#で始める量子プログラミング(田中孝佳)

n 月刊ラムダノートは こちらから 購入することができます。

野中 哲

エンジニア・エバンジェリスト

2016年3月に入社。NECで衛星通信の制御用ソフト開発、アップルでMacOSのローカリゼーション、AppleShareファイルサーバの開発等に従事。プライベートではRuby,Haskellなどのプログラミングとラグビー観戦を好む。最近の興味はSwiftでiOSアプリを開発すること。FAA自家用パイロットライセンス所有。