IT技術を活用した様々な金融サービス「フィンテック」事業を展開しているスリープロエージェンシーは、SMSを使った決済ソリューションの提供をスタート。XOXZOのSMS配信APIをどう活用しているのか、担当の大村さんに伺いました。

XOXZOのSMS配信APIはどんな業務に活用しているのですか?

大村さん(以下敬称略) 私たちは、通販事業者に向けた新サービス「通販LINKS」を7月から始めました。これはコンタクトセンターで受け付ける新規注文やリピート促進コール業務に加え、SMSの代金収納サービス「Payment Mail」をパッケージ化したサービスです。この「Payment Mail」にXOXZOのプラットフォームが使われています。

Ohmura-san_01(上)スリープロエージェンシー株式会社 新規事業準備室 室長 大村理一さん

「Payment Mail」は具体的にどんな時に使うのでしょう?

ネット通販ではお試し商品を特別価格で販売することがありますが、代金未納のケースもあります。また、定期購入をしても、料金が後払いだと支払いを忘れてしまうお客様もいらっしゃいます。今までは、電話やメールだけでなく、お支払いの案内をDMで送っていました。しかし、これでは人件費などコストがかかってしまいます。

そこでSMSの出番なのですね?

大村  はい、そうです。SMSを利用すれば、コストが削減できるうえ、お支払いのご案内からクレジット決済までをスムーズに行うことができます。 また、SMSが届くとスマートフォンやフィーチャーフォンの画面にポップアップで表示されるのも利点ですね。DMは読まずに捨てられることが多いのですが、SMSの場合はDMよりも開封率が高い。確実に顧客に届き、開封されるので、代金の未収リスクも低減できます。

なるほど。では、なぜXOXZOを選んだのでしょう?

大村 XOXZOのCEO・イクバルさんとは、システム会社の紹介で知り合いました。 イクバルさんは、日本でビジネスの種をまき、下地を作って、事業を拡大されている。たくさん苦労されたと思いますが、前向きな姿勢に感銘を受けました。SMS配信のAPIを扱う競合が多いなか、イクバルさんは「うちのAPIプラットフォームをぜひお願いします」と頼みこむのではなく、「今後の展開に期待してください!」と裏表のない言葉で言ってくれました。そこが印象深かったですね。

XOXZOの対応はいかがでしたか?

XOXZOのスタッフは、気持ちのよい方々ばかりですね。担当の横山さんは、メールだけで実際に顔を合わせていなくても、こちらの意向をくみ取り、的を射た対応をして下さいました。メールだけで気持ちが伝わる。技術的な話をしていても、人と人とのつながりを感じさせてくれる。「技術の先にいるのは命のある人間」というイクバルさんの想いがスタッフにも受け継がれているのだなと感じました。

Ohmura-san_01

通販事業のほかに、SMS配信のAPIをどのように展開される予定ですか?

大村 自治体をはじめとする、地域活性に応用できたらと考えています。自治体が発行するお知らせや、税金未納の通知、災害情報をSMSで送ることも技術的には可能です。また、決算先進国でモバイル決算のトレンドとなっている、2次元バーコードによるキャッシュレス・カードレス決済のプラットフォームも国内外で拡大させていきます。そこにSMS配信のAPIを活用し、パッケージ化ができればと考えています。ほかにも、XOXZOのVoice(音声電話)APIのサービスにも興味があります。具体的にどう活用するかはまだわかりませんが、今後もXOXZOの皆さんと一緒に、継続的に何ができるかを話し合い、お互いに高めあいながら共存・共栄していきたいですね。

スリープロエージェンシー株式会社
設立:2004年1月15日
本社:東京都新宿区
代表取締役:稲村勝己
https://www.threepro.co.jp/index.html

スリープログループ:24時間365日、日本全国125,000人のスタッフがお客さまのビジネスをサポートします。
インバウンド向けモバイル決済サービスの提供開始に関するお知らせ
SMSを活用した決済ソリューションの提供開始に関するお知らせ
通販事業者のLTV向上を支援する新サービス『通販LINKS』の提供開始に関するお知らせ

野中 哲

野中 哲

エンジニア、開発担当

2016年3月に入社。NECで衛星通信の制御用ソフト開発、アップルでMacOSのローカリゼーション、AppleShareファイルサーバの開発等に従事。プライベートではRuby,Haskellなどのプログラミングとラグビー観戦を好む。最近の興味はSwiftでiOSアプリを開発すること。FAA自家用パイロットライセンス所有。