Wordpressを構築した会社である Automattic には、社是(シャゼ)があります。これは、会社としての文化と価値観を成文化したものです。

Xoxzoは2007年の創立以来、製品においては数回に渡る変更・更新があり、ブランドの変更も行いました。 (こちらこちらこちらこちら、それに こちら) しかし、Xoxzoの従業員、お互いへの配慮や、存在意義、作業時間帯などの変化に関してはゆるやかで、ある一定の特性に 固執してきました。

つまり、これは会社の中核、またはいわゆるDNAです。しかし、Automattic社と違うのは、Xoxzoではそれを整えて見える化していないところでした。 今こそ、その時です。

Xoxzoの文化と価値観を書面にして、体系化し、特定の目標に向けて取り組む企業メンバーのまとまりとして公表することを目的としています。 社是は、製品自体と従業員を一体化するものではありませんが、顧客へのサービス提供やその他の作業時間、従業員が常に、そして意識的に従い、取っている哲学と態度と重ね合わさるものなのです。

Xoxzoでは、ビジネスに携わってきた年月、そして自然と追求してきた資質を振り返った後、自社の社是を決定しました。 Automattic社の Company Creed に似ているものもあります。それは、Automattic社の価値観と文化が、Xoxzo(コミュニケーションが重要な分散型のリモートチーム)のものと似ていると感じているからです。

株式会社Xoxzoの 社是 を公表します。

  • 常に好奇心を持ち、学び止めることはありません。
  • 完成よりも進歩を大切にします。
  • 参加しているのは、スプリントではなくマラソン。目標がどれほど遠くにあるとしても、一度に1歩ずつ、1日ずつ達成する。
  • 同僚と責任を分かち合い、解決策に向けて、ためらうことなく共に働きます。同僚の問題は自分の問題です。
  • 直面している問題を解決するため、自分の能力を最大限に発揮します。それこそが、自分の存在理由です。
  • 同僚、お客様、コミュニティに自分が力を与えているのと同様に、力を得てもいます。
  • 分散型企業としてのエンパワーメントの基本として、できる限り多くのコミュニケーションを行います。
  • 自らの生産性を上げるツール、顧客をより幸せにするツール。こういったツールこそがエンパワーメントであるため、構築への努力は怠りません。

Xoxzoの従業員における変化のペースは、製品における変化よりもはるかに遅いのですが、人間はとりまく環境に適応しながら人間として成長します。社是もそういった意味では生きているものであり、同様に進化し続けていきます。

当社の社是は、今後の採用契約に含まれます。

イクバル・アバドゥラ

イクバル・アバドゥラ

取締役

1997年に来日。佐賀大学の理工学部を卒業しヤフー株式会社、アマゾン株式会社を経て2007年に株式会社Xoxzoの前身である株式会社MARIMOREを設立。 PyCon JPにもボランティアとして活動しています。合同会社LaLoka Labsの代表。