オープンソース助成金
今年も、春はやってきたと思ったら駆け抜けていき、2020年度の助成金受賞者の発表の時がやってきました。
Xoxzoの 年次オープンソース助成金 って何? とおっしゃる方は、 助成金開始のブログをぜひご一読ください。
昨年の年次オープンソース助成金については、こちらをお読みください。
2020年度の 助成金付与者
2019年度は、Xoxzoのエンジニアチームが選ぶこのオープンソースプロジェクト助成金に 2,584米ドルを予算計上しました。 内訳は、エンジニアチームの選んだプロジェクトへ 1,584ドル、Python ソフトウェアファウンデーション(PSF) への特別助成が 1,000ドルとなっています。
Python Software Foundation (PSF)
PyCon 2020 が、アメリカ国内での新型コロナウィルスの感染拡大を受けて取りやめとなりました。毎年の PyConは、私達が依存しているPythonの、インフラ企画への助成金を含めたPSFの運営に相当な貢献となっています。PyCon 2020の取りやめは、PSFの動きに直接的な影響を及ぼすのです。
我々は、このサービス全てにおいてPythonを用いており、PSFを含めたPythonコミュニティに、13年前のXoxzoのスタート時より、支えられてきたのです。PSFの活動の重要性を指示していることを評したいと、XoxzoはPSF救済のため、この大変な時勢には少なくも思える 1,000米ドルの寄付を行いました。
Caddy webserver
Matt Holts's GitHub Sponsors プログラムを通じて、300米ドルを (25ドル x 12ヶ月) を、Caddy webserver へ寄付しました。
Caddy は、大変ワクワクするオープンソースプロジェクトです。 ウェブサーバがどのように動作するかについての10年来のパラダイムを、新しい視点で見ています。 設定ファイルの構文はリフレッシュされ、自動の https は非常に便利です。 Xoxzoでは、本番環境ではまだ使用していないのですが、 特に caddy2 もリリースされたので、すぐに使える日が来ることを願っています。 現在は、開発環境のみで使用中です。 "poor man ngrok"で検索してみてください。
Pelican
Pelican Dev Team プロジェクトの保守管理を行う Justin Mayer さんを通じて、300米ドルを寄付しました。
今まさにお読みいただいている、Xoxzoのブログ投稿は、ペリカンによるものです。 毎年の習慣としてこの寄付を行うことが、助けになるのでは、と考えています。
psycopg
Daniele Varrazzo's GitHub Sponsors プログラムを通じて、 384米ドル (32ドル x 12ヶ月) 寄付しました。
postgresql(pythonを使用)を使用しているアプリケーションの場合、psycopgを導入する必要はありません。 これは、Pythonを世界で最も先進的なオープンソースRDBMSに接続するものです。 Xoxzoでは、psycopgを使用して、postgresqlに基づくキューシステムを実装しています。
Django REST Framework (DRF)
Django REST Framework (DRF)には、 基本プランを一年間契約することにより、600米ドル (50ドル x 12 ヶ月) を計上しました。
Xoxzoでは、2018年にも、オープンソース助成金にて、DRFに寄付を行い、現在も積極的に使用しています。そのため、この素晴らしいオープンソースプロジェクトへのサポートを再び示すときが来たと思っています。.
P.S: Beth Kanter さんの、大好きなオープンソースのサムネイルに、感謝。