リモート会議における5つの挑戦


昨今、リモートワークへの理想と夢は、見過ごせないものとなってきています。 質の高い仕事をする手段として柔軟な、位置独立 な働き方を希望する人が増えてきているのです。 リモートで働くことで、職種を問わず、究極の夢をかなえることができる、という見方が未だ強くあるのです。

remote “もうちょっと、はっきり喋ってくれる? ここ、車が多くて、聞こえにくいんだ”

しかし、このような最近の見方が本当に正しいかどうのか、注意していく必要があります。 2人以上でリモート会議を開くのは、コミュニケーション上の大きな試練のなかの一つと言えるでしょう。 以下、克服しなければならない5つの問題をみていきます。

同時進行の会話ができない:

2−3人の小さなグループでの話を、同時にあちらこちらでできる普通の会議と違い、 オンラインミーティングは、これができません。会議の出席者全員が、同じ分量の会話を共有するのです。 同時に複数の人が話をしようものなら、それはただの騒音と化してしまうでしょう。

結果として会議は、他の誰かの話を遮るタイミングを見つけることが難しい、単一方向性のものとなります。 ちょうどいい間合いで、事実や意見を言いにくいので、参加者へのインプットの質は下がったものになってしまいます。

remote 意見のある人は、手を上げて下さーい

技術的試練:

会議進行のリズムを調子よく保つのは、難しいことです。なんとか好調にすすめていても、技術的な問題が発生すると、これまた大問題です。 ネットワークが切れたり、遅延したりすると、このリズムを大きく損わわれ、会議の成果までが悪い方向へと傾くかもしれません。

ミュートボタンの効果:

自分側の音声が会議を台無しにしないよう、時にはミュートボタンを使うことも必要です。背後の交通騒音や、犬が吠える声、こどもの泣き声、 カフェで流れる音楽なども、会議の邪魔になり得るのです。 しかし、ミュートした本人には、他の参加者が話している間でも、これらの邪魔を受け続けるので、気が散る原因となります。

remote

ちょっとしたおしゃべりの欠如:

会議の際、特に開始前には、参加者がお近づきの印に、軽口をたたきあうのはとても自然なことです。 先述の通り、この ちょっとしたおしゃべり がリモート会議では難しく、会議は突如、議題に飛んで入ることになります。 会議の進め方としては効率的にも見えますが、日々の友愛の欠如は、チーム全体のふれあいの場を削ぎ、お互いに思い合う感情がない分、参画の欠如にもつながるかもしれません。

細部に入らぬ説明:

自然な会議は、身の回りの一般的な事柄を交えた幅広い話題に広がりがちな、構成となります。 しかしリモートの環境では、ちょっと同僚のデスクで簡単に話をして、という機会がないため、議題を進めるための、より内容の濃い説明が必要となります。 このため、リモートの環境では、議題に関して話し合いの必要な点をすべて網羅することがで難しくなりがちです。 結果として、尋ねられない限りは自らすすんで参加しようとする気持になりにくく、チームがバラバラになる、という結果を生むかもしれないのです。

次回は、ではどうやってこの試練を打開していくのかについて、お話したいと思います。

ジェラルド・フィギュラス

デジタル・マーケティング

2017年7月入社。マーケティング担当。前職は、コンテンツ制作に的を絞った、コミュニケーションやマーケティングキャンペーンの開発。機能性を兼ね備えたスタイルとものづくりを愛す。

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