Xoxzoの春のチームキャンプは、毎年3月に行われ、チーム全員が一週間ほど集まります。 昨年は、Xoxzo10周年のお祝いに、ランカウイに集まりました。

2018年の春、到来

今年の春のチームキャンプは、韓国・済州島に集まりました。 こちらの記事こちらの記事のように、 済州島ではデジタル・ノマドたちを魅了する試みを行っていると聞きつけ、この島の提議するものを自ら確かめようと、決めました。

済州島は、年間1500万人もの旅行者が訪れる 美しい島です。 Hillside view of Jeju

韓国政府とカカオ社の維持する無料コワーキングスペースJ-Space をXoxzoの滞在中の基地としました。 滞在は、J-Spaceから徒歩10分程にある、KAL Hotel 済州 です。 とても感じの良いホテルで、プールや大きな風呂、サウナがありました。 宿泊に豪華さを求めていない方々には、こういった付属品の少なくお得な場所もあります。

Day 1

一日目は、顧客の満足度アンケートをチーム共有する、私のセッションから始まりました。 顧客の指摘の中から、気になった点を話し合ったり、フィードバックを受けて、我々のサービスをどのように 改善していくかなどを、展開していきました。

その後、マーケティング、開発運用、デザインおよびフロントエンドの各チームに別れたセッションへと続きました。

また、 スーリヤ、野中とジェラルドによる PyCon フィリピン 2018 や、OSC 2018 に関する 体験談披露もありました。

一日目の締めくくりに、それぞれが、各自の "How-Do-You-Work" (働き方)について語りました。 自分が一番働きやすい環境や、モチベーションの保ち方などについてです。 というのも、こういった事柄は、普段共に働く中で、なかなか話し合う機会のないトピックだからです。

チームディナーは、地元のレストランでとり、韓国料理を楽しみました。

Xoxzo people in Jeju

Day 2

二日目、仕事のことは午前中に留めて、午後は皆で島の探索をすることとしました。

午前中はセッションを2つ。最初のセッションは私から、2017年の業績と2018年にすべきこと。 続いて、エンジニアチームより、Xoxzoのアーキテクチャの主要コンポネントの1つに関する、学習の時間でした。

昼食後、小さなバスを借り、近くの農場でオレンジ刈りに向かいました。

Excursion in Jeju: Picking oranges

オレンジ刈りを楽しんだあとは、ユネスコ世界遺産に指定されている 済州島の地下溶岩洞を、 散策しました。 Excursion in Jeju: Lava tubes

Day 3

例によって、キャンプの最後のセッションは、チームの回顧録を見ていきました。 議論し、まとめたポイントは:

  • 自分のタスクが山積みとなった時には、きちんと知らせる
  • チームキャンプは、共に働く仲間や企業との信頼関係を構築する
  • 落ち込んだ時には、話してみること。信頼関係が楽にしてくれる
  • このキャンプの目的は、問題の洗い出しではなく、お互いをよりよく知ることで現状把握をすること
  • 多様性についてもっと考える必要がある
  • グローバリゼーション
  • 文化の違いを知るのが興味深い
  • コミュニケーションの改善
  • オンラインでも、もっと自由に話せる時間があると良い
  • チームキャンプでは、スクリーンを介してタスクに取り組むのではなく、互いに顔を合わせて話し合うことを想定している
  • 何かおかしいのでは、と感じた時には、遠慮なく戻って再度話し合いを持つこと
  • 燃え尽きてしまうというのは、深刻な問題

まとめ

ともに過ごした3日間はとても短かったですが、普段リモートで仕事をしていては不可能だった 相互理解を得られました。

Xoxzo People at KAL Hotel

チームキャンプでは、普段スクリーンに直面して作業をしている時に行うのが難しい、 各自のアイディアや経験を躊躇なく交換するということに、集中すべきです。 そして、これは今後のチームキャンプでも、注意して進めるべき点かも知れません。

また 来年まで!

イクバル・アバドゥラ

イクバル・アバドゥラ

取締役

1997年に来日。佐賀大学の理工学部を卒業しヤフー株式会社、アマゾン株式会社を経て2007年に株式会社Xoxzoの前身である株式会社MARIMOREを設立。 PyCon JPにもボランティアとして活動しています。合同会社LaLoka Labsの代表。